2005年10月31日、ARMと米ブロードコム社は、ブロードコムがARM OptimoDEデータ・エンジン・テクノロジのライセンス供与を受けることで、ARMとの協力関係を拡大すると発表した。
ブロードコムは、ブロードバンド通信向け高集積半導体ソリューションの大手で、ARMの組込み信号処理技術を、ネットワーキングやワイヤレスなどの多様なSoCアプリケーションに取り込む予定だという。
プレスリリース: http://www.jp.arm.com/pressroom/05/051107.html
ARMのOptimoDEは、カスタマイズ可能なVLIW型プロセッサで、専用のコンパイラを用いてデータ処理アプリケーションのボトルネックを減らすデータエンジンを開発することができる。
ブロードコムは、このOptimoDEアーキテクチャを使用して、高度に最適化された信号プロセッサである データ・エンジンを生成する。同データ・エンジンを利用したプロセッサは非常に小型で、電力効率に極めて優れ、軽量のバッテリ駆動アプリケーションのニーズに対応するという。
■ブロードコム 研究開発担当バイス・プレジデント Ed Frank氏のコメント:
「OptimoDEテクノロジは、卓越した水準の柔軟性とプログラマビリティを備えたデータ・エンジンを実現します。 これにより、当社は既存の設計を修正して、競争が激しく、急速に変化するコンシューマ市場において進化する製品ニーズに対応することが可能になります。これは、当社の顧客にとって大きな利点となります」
■ARM データ・エンジン担当ジェネラル・マネージャ Tom Cronk氏のコメント:
「メディアを多用するコンテンツを扱うコンシューマ製品の間で、ARM OptimoDEテクノロジの人気が高まっています。OptimoDEテクノロジは、このようなアプリケーションに最適であり、当社は、ブロードコムのような革新的な企業がこのようなアプリケーションを市場に送り出していただけることを、大変喜ばしく思っております。」(プレスリリース要約)
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