2005年11月9日、ケイデンスは、川崎マイクロエレクトロニクスが、ケイデンスの論理合成ツール「Encounter RTL Compiler」のグローバル・シンセシスを使用し、実設計において30件以上のASICのテープアウトを完了したことを発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h17-11-9.html
川崎マイクロは、Encounter RTL Compilerの使用によって、タイミングを10%以上改善し、チップ・サイズを削減。その結果、従来のメソドロジと比べて消費電力の削減をも実現できたという。
尚、ケイデンスによると、この Encounter RTL Compilerは、家電製品、通信、コンピュータ、ネットワーク、画像、などの設計分野において、世界中で100社以上の顧客によって使用されている。
■川崎マイクロエレクトロニクス 設計開発第1部次長 村石 嘉人氏のコメント:
「18ヶ月前に実設計フローでEncounter RTL Compilerの使用を開始して以来、我々は30件以上のASICチップのテープアウトに成功してきました。Encounter RTL Compiler により、タイミング、チップ・サイズ、及び消費電力が改善され、その結果、我々は、弊社のASICのお客様にもRTLシンセシス 向けにEncounter RTL Compilerの使用を、自信をもってお勧めしています。我社は、既にEncounter RTL Compilerで生成されたネットリストをサポートできる体制が整っています。」
■日本ケイデンス 社長 川島 良一氏のコメント:
「ASICテクノロジをリードする川崎マイクロエレクトロニクスが、ケイデンスのEncounter RTL Compilerを使用して30件ものASICテープアウトの改善を実現したことは、我々にとって大きな喜びです。ケイデンスはこれからも販売代理店であるイノテックと協力して、より一層川崎マイクロエレクトロニクスのASICビジネスを支援していきます。最先端テクノロジであるEncounter RTL Compilerは、今後益々日本市場に受け入れられるものと確信しています。」(プレスリリース要約)
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