2005年10月12日、メンター・グラフィックス社は、同社の車載エレクトロニクス向け製品群を大幅に拡張し、自動車市場向けE/E(Electrical and Electronic)設計ソリューションとして業界で最も包括的な製品ラインを提供することを発表した。
プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2005/051012.html
最近買収した車載ネットワーク・ソリューションVolcanoと、車載メカトロニクス・サブシステムのための新しいモデリング/シミュレーション・ツールSystemVisionの追加により、メンターは車載用システム(電気)および関連ハーネスの設計/解析、組込みシステム/ソフトウェアならびに車内ネットワーク設計のためのクラス最高のツール群を揃えたことになる。
また、メンターは、車載システム・アーキテクチャのオープン・スタンダード構築に取り組む標準化団体AUTOSARのプレミアム・メンバーになったことを合わせて発表した。
2005年5月に買収が発表されたVolcanoは、車内ネットワーク・システムの開発をサポートするネットワーキングならびにデータ通信ソリューションで業界をリードしていた企業で、その顧客にはアウディ、BMW、ボッシュ、ビステオン、ボルボが含まれている。
また、SystemVisionは、ベンダーに依存しない標準のミックスシグナル・モデリング言語であるVHDL-AMSに基づいており、設計者は仮想プロトタイプによるシステムおよびコンポーネント(部品)のモデリングを行い、電気、機械、熱、油圧等各サブシステムの解析を実行することにより、確実な車載システム設計を行うことができる。このSystemVisionは、メンターの電気システム設計ソリューション、Capital Harness Systems(CHS)と完全に統合されており、CHS独自の電気系解析ツール、Capital Analysisの機能を補完する。(プレスリリース要約)
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