2005年10月12日、メンター・グラフィックス社は、国際的な車載エレクトロニクス・メーカーMagneti Marelli Powertrain S.p.A. がSystemVisionを含むメンターの新しい自動車向け設計ソリューションを導入し、同社のASIC開発フローに統合することにより、設計およびシミュレーション期間を30%短縮することに成功したと発表した。
プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2005/051012_2.html
メンターのソリューションを採用したのは、北イタリアのトリノ市近郊のヴェナリア・リアレにあるMagneti MarelliのPowertrain研究開発施設で、このサイトでは、特殊な車載アプリケーション向けICの設計・開発のほかに、ECU(Electronic Control Units)やセミ・オートマチックのトランスミッション制御システムの開発も行っている。
Magneti Marelliは、マルチビジョン/マルチドメイン対応設計ソフトウェアであるSystemVisionを用いて、新しいデジタルASICのコアを設計し、検証するための安全機能シミュレーションを含めたメカトロニクス・シミュレーションを行った。その結果、「エンジン制御システムの開発期間を30%削減短縮することに成功し、設計したコンポーネントは初回のリリースで完全に動作した」という。(Magneti Marelli社Methodology Manager of R&D Hardware Development、Edoardo Martelli氏のコメント)
また、開発に当たってはSystemVisionの他に、メンターのHDL Designer(設計入力用)と、ModelSim(シミュレーション用)が使用された。(プレスリリース要約)
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