2005年10月7日、ARMは、カリフォルニア州サンタクララで開催されたARM Developers' Conferenceで、組込みシステム設計向けのARM AMBA BusMatrix およびAMBA Designer 製品を発表した。システム・アーキテクトは、AMBA BusMatrix相互接続で性能を最適化し、AMBA Designerツールでサブシステムのコンフィギュレーションを迅速に行うことが可能となるという。
プレスリリース:http://www.jp.arm.com/pressroom/05/051007.html
発表によると、AMBA BusMatrixは、非常にコンフィギュレーションの自由なPrimeCellコアで、AMBAオンチップ相互接続の主要ビルディング・ブロック。このブロックを用いる事でユーザは、AMBAマルチレイヤ・プロトコルを使用し、ゲート数を最小限に抑えつつ、高いスループットを実現するよう構造を制御できる。また、AMBA 3 AXI仕様、AMBA BusMatrixコア、AMBA Designerツールでペリフェラルをリンクすることにより、さまざまなコンフィギュレーションのトレードオフが可能で、システムの性能を最適化することができる。
一方、AMBA Designer環境は、MaxSimテクノロジーを採用した使いやすいグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を通じて、AMBA BusMatrixのコンフィギュレーションを可能にする。迅速なコンフィギュレーション機能により、設計プロセスを簡素化し、ASIC設計の製品化期間を短縮できるほか、性能と効率性を高め消費電力を下げることも可能。また、SoCプラットフォーム設計にIPを効率的に統合するための業界標準であるSPIRIT(Structure for Packaging&knm Integrating and Re-using IP within Tool-flows)にも適合している。(プレスリリース要約)
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