2005年10月24日、コーウェアとACE社は、複数年の戦略的提携を結んだことを発表した。
この提携により、コーウェアは、同社のプロセッサ設計環境であるLISATekプロダクトファミリと密接に統合されたACEのCコンパイラ技術を引き続き提供し、今後は両社でマルチプロセッサシステム向けの技術を共同開発を行う予定。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2005/2005.10.24.html
※ACE社:ACE Associated Compiler Experts は、オランダ、アムステルダムに本拠地を置くコンパイラ開発ツールにおける世界のリーダー。CoSyというコンパイラ開発システムおよびサービスを提供している。
LISATekプロダクトファミリに組み込まれているCoSy Express技術は、専門家の扱うコンパイラ設計の高度な知識を一括して提供することが可能で、構造化されたLISATekアプローチによって、プロセッサ命令の動作を指定し、CoSy Expressにより最適化されたコンパイラを生成することができる。
また、LISATekにより生成されるコンパイラデータベースを使用することで、設計チームはCコンパイラのパフォーマンスをさらに最適化し、パフォーマンスを劇的に改善することができる。コーウェアとACEは、このLISATekからCoSyへのオープンなフローを提供すると同時に、初期Cコンパイラ設計への投資を続けてくという。
更に、コーウェアとACEは、複数年の技術的な協力関係を築いており、コーウェアのESL設計ツール(SPW、LISATek、ConvergenSC)による、マルチプロセッサアーキテクチャ設計の加速と、ACE社のCoSyコンパイラ開発フレームワークによる、幅広いプロセッサへの高性能コンパイラ生成ソリューションによって、複数の異種マルチプロセッサアーキテクチャ上での効率的なアプリケーションの実装を目指す。(プレスリリース要約)
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