2005年9月6日、英国アーム社(ARM Ltd. ケンブリッジ)は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの次期FOMA携帯電話に、同社のJava高速化技術「Jazelle」テクノロジが採用されると発表した。
プレスリリース:http://www.jp.arm.com/pressroom/05/050906.html
ARM Jazelleテクノロジは、ハードウエアによるJavaの高速処理技術で、性能向上と合わせて省電力化も実現することができる。NTTドコモ社は、この技術を採用する事で、FOMAなどの高度なJava対応機器の性能向上と製品化期間の短縮を狙う。
以下、今回の発表に関する関係各社のコメント
■NTTドコモ、プロダクト&サービス本部プロダクト部長 永田清人氏
「Javaテクノロジは、革新的な携帯電話アプリケーションの実現に欠かせません。ARMのJazelleテクノロジによるJavaの高速化は、高機能なアプリケーションの提供を実現するための一助になると期待しております。」
■株式会社アプリックス 代表取締役会長兼社長 郡山龍氏
「アプリックスは、2001年よりアームの革新的なJavaテクノロジであるJazelleを、アプリックスのJavaプラットフォーム製品であるJBlendと結合し、2003年以降、JazelleとJBlendを統合した製品が数々の移動体通信端末に採用されてきました。今回、NTTドコモのFOMA端末への採用が発表されましたことは、アプリックスとアームの技術協力の大きな成果として、大変喜ばしく思います。」
■アーム株式会社 代表取締役社長 西嶋貴史氏
「性能や反応を犠牲にすることなく、リッチなコンテンツとインタラクティブ・アプリケーションに対する消費者の需要に応えることは、NTTドコモのような携帯電話メーカーや通信事業者が直面する最大の課題です。今回のような開発事業は、ARMがJazelle高速処理テクノロジを提供し、Javaテクノロジの大手プロバイダであるアプリックスなどと提携することが、メーカーや通信事業者を助け、革新的なコンシューマ・アプリケーションの提供を可能にしていることを示しています。」
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