2005年9月26日、米フォルテは、同社の動作合成ツールCynthesizerの新バージョンv2.5を発表した。
プレスリリース:http://www.forteds.com/news/pr092605j.pdf
今回発表されたv2.5のサポートする主な機能は以下の通り。
■自動消費電力見積:
米Sequence Design社との連携により、Cynthesizerユーザは、Sequenceの PowerTheaterを利用してRTLとゲートレベルでの消費電力を自動的に測定する事が可能。
■フォーマル検証:
米Cadence社との連携により、Encounter Conformal Equivalence Checker を利用してRTLとゲートレベルのフォーマル検証を行う事が可能。
■モジュール・インタフェースIP
再利用可能なインタフェースIPを作成することができ、それをターゲットにRTL合成を行うことが可能。
また、Cコードの型宣言を変更するだけで、様々なインタフェースオプションの what-if 解析を実行する事もできる。
■FPGAプロトタイプ
ASICに加えFPGAをターゲットとする合成もサポートし、合成結果をSynplicity社の Synplify Pro で論理合成することにより、FPGAによるプロトタイピングを行うことが可能。
■解析機能の強化
HTMLベースの解析機能が強化され、デザインの解析、トレードオフを容易に実行することが可能。
?RTLコードからオリジナルCコードへのリンク
?サイクル毎の詳細なリソース スケジュール情報
?リソース利用情報
?ファンクション ユニットの共有情報
?ユーザ拡張可能APIを使用したカスタムレポート
これら新機能により、設計のより早い段階で問題を発見する事が可能となり、システムレベル設計手法の促進と同時に、合成時間の短縮と合成結果の品質向上を実現できるという。
(プレスリリース要約)
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