2005年9月26日、スーパーコンピュータの世界的大手企業である米Cray社と英セロックシカ社は、Cray社のユーザーがセロックシカのCベースハードウェア設計ツールDK Design Suiteを利用し、Cray XD1 スーパーコンピュータに搭載されているFPGAを用いて、アプリケーションの処理速度を向上させる事ができるようになったと発表した。
プレスリリース:http://www.celoxica.co.jp/corporate/pressreleases/show_release.asp?DocumentID=378
FPGAを搭載するCray XD1システムのユーザーは、FPGAを高速のコ・プロセッサとしてプログラムすることにより、アプリケーションの処理速度を高めることができ、メイン・プロセッサの一部をFPGAにインプリメントすることにより演算処理速度を向上させ、演算負荷を抑える事が可能。その結果、ユーザーは短時間でコンピュータシステムの肥大化を避けることができるだけでなく省電力にも貢献することができるという。
この技術は、アプリケーション実行時にボトルネックとなる箇所を効率よくFPGAを用いて最適化できる、リコンフィギュラブル・コンピューティングとして知られており、この技術が有効なアプリケーションには、耐震工学,宇宙物理学,バイオテクノロジ,財務モデリング,など数値計算を求められる研究分野などがある。(プレスリリース要約)
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