2005年9月20日、東芝は、Cellとその周辺チップをセットとしたCellチップセット、およびCellを用いたシステムの開発評価用ハードウェアおよびソフトウェアのセットであるCellリファレンスセットを開発したと発表した。
プレスリリース: http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_09/pr_j2002.htm
今回開発したCellチップセットは、Cellプロセッサ、およびCellと外部の画像・音声入出力機器をつなぐインターフェース・チップ(Super Companion Chip)、Cell駆動に最適な電源システム・チップで構成される。
また、Cellリファレンスセットは、Cellチップセットと各種インターフェースなどを実装した基板と、システムの安定動作に必要な冷却装置などを筐体に収めた開発支援セットで、DVDやHDDドライブなどの周辺機器も組み込まれている。
ソフトウェア関係は、OS等の基本ソフトウェア、ミドルウェア、開発環境を用意し、これらのハードウェアとソフトウェアをセットとして組み込むことにより、開発者のニーズに応じた動作検証が直ちに可能になり、応用システムのハードウェア/ソフトウェア開発の両面から開発期間の短縮やコスト削減が可能となるという。
Cellのチップセットとリファレンスセットは、Cellを活用したデジタルメディア機器やコミュニケーション機器等の企画・開発の促進を目的としており、これらの活用により、Cellの特徴である「マルチタスク・リアルタイム処理」機能を実現する新たな応用システムの開発が可能となる。
販売開始時期は、2006年4月以降の予定で、10月4日より幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2005 の東芝ブースにおいて、展示およびデモンストレーションが行なわれる予定。
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