2005年9月26日、シノプシスは、VCSベリフィケーション・ライブラリのリリースを発表した。
プレスリリース:
http://www.synopsys.com/news/announce/press2005/snps_intro_vcs5x_pr.html(米国)
http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2005/20050926-6.html(日本)
VCSベリフィケーション・ライブラリは、DesignWare検証IP上に構築されており、同社のVerilogシミュレータVCSや同日新たに発表されたテストベンチ自動生成ツールPioneer-NTBと合わせて用いる事により検証時間を最大1/5に短縮することができるという。
VCSベリフィケーション・ライブラリの具体的な中身としては、10&knm000種以上のメモリ・モデル、AMBA 3 AXI、AMBA 2.0、PCI Express、USB、Serial ATA、10Gイーサーネットなどの業界標準のバス・プロトコル向けの検証用IPが含まれている。また、これら検証用IPには、トラフィック・ジェネレータやバス・プロトコルの機能カバレッジやプロトコル違反を特定するモニターが含まれている。
更に、VCSベリフィケーション・ライブラリは、リファレンス・ベリフィケーション・メソドロジ(RVM)もサポートしており、ライブラリの組み合わせや再利用が可能な検証環境を構築でき、検証実例を活用することも可能。RVMは、SystemVerilogやOpenVera言語をサポートし、カバレッジ・ドリブンや制約条件付きランダム・テクニックを使用している。
VCSベリフィケーション・ライブラリは、現在出荷中でDesignWare検証用IPを使用する既存のユーザは、シノプシスのウェブサイトから最新バージョンをダウンロードすることが可能。追加のコストは一切かからない。(プレスリリース要約)
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