2006年7月24日?28日の5日間、カルフォルニア州サンフランシスコのMoscone Centerにて「第43回Design Automation Conference」(DAC)が開催された。 今回のDACで最も熱かったのは、「ESL(Electronic System Level)」分野の話題で、会期中に行われた計62のセッションのうち、16セッションはESLに関連した内容のものであった。
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2006年7月アーカイブ
英Tenison Design Automation社は、DACの出展者ブースにて新製品「VTRAC」を展示していた。 「VTRAC」は同社製品「VTOC」のオプション製品で今月10日に製品リリースが発表されたばかり。プレスリリース:http://www.tenison.com/press/071006.pdf(英文) 「VTRAC」の内部にはTLMレベルのトランザクタがIPとして含まれており、「
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米Oasis Tooling社は、今回がDAC初出展の新興EDAベンダ。 同社のブースでは、GDS-IIに取って変わると言われている新たなデータフォーマット「OASIS」のEDAツール向けC++APIが展示されていた。 Oasis Tooling社の会社設立は2004年の8月で、社歴は短いながらも既に東芝など日本の大手IDMやマスクショップへの製品出荷実績を持ち、ソニーのプレイステーション3の開発
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米Blaze DFM社は、展示ブースにて電気的なYelid最適化を行うDFMツール「BLAZE MO」を展示していた。 同社は2004年10月に設立された新興EDAベンダで、今回が2度目のDAC出展。CEOは元Forte Design SystemsのCEO Jacob Jacobsson氏が努めている。 「BLAZE MO」は、一般的にDFMと呼ばれるプロセスの歩留まり向上を目指すツールではなく
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米Rio Design Automation社は、今年が初のDAC出展となる新興EDAベンダ。 同社のブースでは、パッケージ考慮のLSI設計ツール「RioMagic」が初披露されていた。 「RioMagic」は、LSIパッケージのエスケープ・ルーティングや寄生を考慮しながら、チップ内部のI/O配置などを最適化する、チップ設計とパッケージ設計の橋渡し的な役割を果たすツールで、パッケージコストやダイサ
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米Tharas Systemsは、独自プロセッサ方式のハードウェア・アクセラレータ「Hammer」の最新製品を展示していた。 「Hammer」は、プロセッサベースのアクセラレータで、RTLコードをコンパイルし、プロセッサの命令にマッピングしてシミュレーションを行う方式を取る。 何よりもその検証速度の速さと対応可能なデザイン規模が「Hammer」の売りで、展示されていた「HammerSX」を4台繋げ
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米Summit Design社の展示ブースでは、注目の集まるESL分野の製品展示をはじめ、SystemCに関連する様々な話題が提供されていた。 まず、先頃発表されたばかりのSystemC統合設計環境「Vista 2006.1」のデモがブース内スイートで披露され、IEEE1666、Eclipseインタフェース、Windows環境のサポートをはじめ、TLM関連の各デバッグ機能の拡張の詳細が明らかにされ
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米Vast Systems Technology社は、発表したばかりのバーチャル・プロトタイピングツールの最新版「CoMET6」を展示していた。 「CoMET6」は未だベータ版扱いとされているが、早期ユーザは既に評価を進めているとの事で、製品の正式リリースは2006年Q3としている。 今回のバージョンアップでは、様々な機能追加・強化が施されており、主な点として展示ブースで聞いた内容は下記の通り。
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米Ansoft社の展示ブースでは、同社の主力製品である「Ansoft Designer」および「NEXXIM」の最新版が展示されていた。 大規模デザインにも対応可能な高精度回路シミュレータ「NEXXIM」は、先頃、米Novas社のデバッグ環境「Verdi」とのインテグレーションが発表されたばかりで、「Verdi」の強力なポストプロセッシング能力を用いて、「NEXXIM」の回路シミュレーション結果を
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米Catalytic社は、今回のDACが初出展となる新興EDAベンダ。 同社のソリューションは、MATLABからのアルゴリズムインプリメンテーションの容易化及び高速化を目指すもので、MATLABシミュレーションを加速する「Catalytic RMS」とMATLABのM-FileからターゲットDSP向けのCコードを自動生成する「Catalytic MCS family」の2種類の製品を提供している。
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2006年7月12日、C言語からの合成ツールを中心としたESL設計ソリューションを提供する、英セロックシカ社は、台湾のChunghwa Picture Tubes社(以下CPT社)とESL設計ソリューションの利用契約を結んだことを発表した。 この契約によってCPT社は、 量産向けHDTVと先端ディスプレイ技術の開発にセロックシカのソリューションを利用するという。 プレスリリース:http://ww
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2006年7月13日、ケイデンスは、テスト設計ツール「Cadence Encounter Test」の新しいテスト・データ圧縮機能と故障診断機能を発表した。 プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-07-13.html 「Encounter Test」は、IBM社のテスト技術をベースとしたRTLからシリコンまでをカバーするテストおよびテスト容易化設計環境
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2006年7月13日、メンター・グラフィックスは、自動的にマルチビア・パターンを作成、変更し、高電流配線をサポートする新技術を含んだ新しいPCBシステム設計ソリューションを発表した。 プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2006/060713.html メンターのPCBシステム設計ソリューションは、PCB設計の統合環境「Board Sation」と大規模チー
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2006年7月11日、ケイデンスは、沖電気工業がフォーマル・アサーション・ベース(ABV)の検証作業向けに、ケイデンスの「Incisive Formal Verifier」を標準採用したことを発表した。 プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-07-11.html ケイデンスの「Incisive Formal Verifier」は、設計の初期段階からアサ
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2006年7月7日、SystemC統合開発環境を中心とした各種ESLソリューションを手掛ける、米サミット・デザイン社は、システム・レベル設計におけるIPの相互運用性の問題に対応するために、IPイニシアティブをスタートさせた事を発表した。 プレスリリース:http://www.summit-japan.com/press/ サミットのIPイニシアティブは、これまでユーザ側が対処していた、IPベンダの
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2006年7月10日、メンター・グラフィックスは、90nm以降のプロセステクノロジとDFMに対応する次世代のDRCツール「Calibre nmDRC」のリリースを発表した。 プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2006/060710.html 「Calibre nmDRC」の最大の特徴は、超高速なデータ処理能力で、オペレーションとデータ処理を事前にスケジュー
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2006年7月24日より、米国サンフランシスコで開催される第43回DAC(Design Automation Conference)の出展企業数は計252社で、そのうち今年が初出展となる企業は44社で全体の17%を占めた。 例年DACでは、多数のベンチャー企業が初出展を果たしているが、生き残りの難しいEDA業界において、2年連続してDACへの出展を成し遂げる企業は3分の1以下とも言われている。今年
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2006年6月28日、シノプシスは、次世代のトランジスタレベル・スタティックタイミング解析ソリューション「NanoTime」を発表した。 プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2006/20060628.html 「NanoTime」は、既存の製品「PathMill」の後継にあたるトランジスタ精度のスタティックタイミング解析ツールで、タイミン
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2006年6月28日、WindowsベースのPCBおよびFPGA設計環境を手掛ける、豪アルティウム・リミテッド社は、アナログ・デバイスの大手米ナショナルセミコンダクター社が「Altium Designer」を社内の標準ツールとして採用した事を発表した。 プレスリリース:http://www.altium.com/files/corp/media/pdfs/20060628NSMselectsAD.
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