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ブログ「Verification Engineerの戯言」

ブログ「Verification Engineerの戯言」とGoogle Group「SystemVerilog Methodology Group」について
 
                                             作:「Verification Engineer」(ネット名)

ブログ「Verification Engineerの戯言」とGoogle Group「SystemVerilog Methodology Group」について、お話したいと思います。

ブログ「Verification Engineerの戯言」:http://blogs.yahoo.co.jp/verification_engineer
Google Group「SystemVerilog Methodology Group」:http://groups.google.com/group/systemverilog-methdology-group

私がブログ「Verification Engineerの戯言」を始めたのは、2007年3月15日(開設日は3月3日:ひな祭り)でした。
当時、私はブログには良い印象がありませんでした。むしろ、ブログは無意味なものと感じていました。
何しろ、日記というものを書いたことがないのに、わざわざ、公開することを前提にして毎日書き続けるなんて私にとっては不可能と同意語でしたから!

そんな感じで、始めたブログはもうすぐ2周年を迎えます。
そして、エントリ数は730を超え、平均1日1エントリ(365日x2年)になりました。
結果としては、最近では、ほぼ毎日ブログを書いています。

2007年3月15日の最初のブログのタイトルは、「ブログ、始めました」でした。
{{{
    SystemVerilogとSystemC、そして、検証に関するブログ、始めました。

    ネットからの情報をベースに私なりにコメントしたいと思います。
}}}

ブログを始めることにしたのは、次のような理由があったからです。
  1.    日本(語)には、検証に関する情報のサイトがほとんどない。
  2.    雑誌の内容は、ネットの世界では、過去の遺物になってします。
  3.    ホームページは新しい内容がわかりにくい。
1)は、まさに、日本には検証に関する情報を提供しているサイトとしては、EDAベンダの日本法人しかありませんでした。
2)は、雑誌の内容は、それなりに時間が経ったモノです。
ネットの時代では情報の速度が全く違います。
雑誌は1ヶ月単位でしか出版されません。ネットの世界と時間軸が全く違うのです。
3)、ホームページはある程度まとまったものを整理し、分類された状態になれば、それなりに有効ですが、リアルタイムの情報を反映させるにはあまり良い表現方法だと感じていました。

ブログでは、その日に知った情報をその日の内に書き込めます。
まさに、ネットの世界の時間軸で情報を展開できるのです。
そして、書き込んだ情報は常に最新のものとして公開されます。
つまり、トップに表示されます。RSSリーダーを使えば、最新のブログをすぐにチェックすることができます。
まさに、ブログはネットの時代が生んだすばらしい表現方法です。

また、ブログでは一方通行ではなく、コメントやバックトラックを利用することで読んでいる人たちからのフィードバックを得ることができます。
この点はホームページや雑誌にはなかなかできないことです。
そして、書きためた記事は、キーワードで検索もできます。

このように、ブログは私にとって、当初の予想を裏切り、今では、毎日やるべきことの上位に入っています。

でも、このブログの積極的な宣伝はあえて行っていません。
そのためか、私個人としてはいいのですが、検証に関連する人々にとって、このブログが本当に役立っているか?
そんな、疑問がでてきました(私の勝手ですが)。

そこで、Google Groupに「Verification 3.0」というものを2007年10月13日に立ち上げ、ブログで告知しました。

「Google グループ:Verification 3.0立ち上げました」
{{{
Verification Engineerの交流の場所として、GoogleグループにVerification 3.0を立ち上げました。

http://groups.google.com/group/verification3_0

現時点では、メンバーのみ閲覧、投稿等の制限をしています。
参加されたい方は、上記のURLから参加表明してください。

なお、登録する場合の注意点として、

・メールアドレスは、gmail.comとします。
・登録時に、自分は誰かを自己紹介してください。

とします。

当面、これで運営していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
}}}

しかしながら、登録していただけた方は数名でした。
加えて、私の不手際で管理人として私がこのグループにログインできない状態になり、継続できなくなりました。

次の一手が見えない状態がかなり長い間ありました。

この間、2007年8月、MentorとCadenceがOVMをアナウンスし、2008年1月9日にはオープンソースとして公開しました。

このOVMの公開は、私のブログに大きな影響を与えました。
それは、MacintoshのROMコードを解説した「Inside Macintosh」をモチーフに、OVMのソースコードや例題を解説するという記事を書くというものです。

私が読んだOVMのソースコードのうち、私なりに重要だと思ったところをメモ代わりに記事にする。
これにより、メモが残り、しかも、検索もできるのです。

そして、2008年5月29日(米国:28日)のもうひとつの出来事であるVMMのソースコード公開です。
このとき、一度、失敗したGoogle Groupに新しいグループ「SystemVerilog 「Methodology Group」を立ち上げました」
を立ち上げました。
{{{
VMMのソースコード公開に伴い、SystemVerilogのメソドロジ(OVM、VMM)に関するディスカッションを行うために、SystemVerilog Methdology Groupを立ちあげました。どなたでも参加できます。

P.S

以前立ち上げたVerification3 0は、諸般の事情により、私がオーナーをすることができなくなってしまいました。
参加希望のメイルに対する承認等もできない状態です。申し訳ございません。
つきましては、登録メンバーの皆様は上記のグループに移行してくださるようお願いいたします。
}}}

しかし、2008年末まで、前回同様、ほとんど、登録者がなく、活発な議論ができない状態でした。

再度、今年1月10日(日)に次のような記事を書きました。
「どうすれば、もっと良くなるのか?」
{{{
このブログでも、ここ1年間はSystemVerilog、特にOVMとVMMに関する記事を多く書いてきました。
ブログは、コメントを書くことができますが、なかなかうまくいきません。
GoogleにSystemVerilog Methodology Groupを作りましたが、なかなかメンバーが集まりませんし、積極的なディスカッションがありません。

残念です。

みなさんと良い意味での双方向のコミュニケーションができるのが何よりですが、いまいち、良いアイデアが浮かびません。そこで、みなさんにお聞きしたいのですが、みなさんは何を知りたいのですか?
何をすれば、その知りたいを積極的に行うことができますか?
この記事へのコメントでも、Googleグループでもかまいません。是非、お願いします。
}}}

この告知がよかったのかはわかりませんが、登録メンバーが2倍以上になり、新規メンバーの方々からの投稿に対する返信もいただけるようになりました。
一歩、先に進みました。でも、まだまだ、先は長いのです。

私はあえて、勤務先からアクセスが制限されている可能性があるGoogle Groupにこの「SystemVerilog Methodology Group」を立ち上げたのは、各人が自宅または個人の携帯/PCでアクセスしてもらいたいからです。

ブログも私個人の活動であり、「SystemVerilog Methodology Group」も個人の活動の集まりにしたいからです。


検証に関する仕事を取り巻く環境は、か、な、り、厳しくなっています。
だからこそ、このような活動を通じて、お互いに情報交換をし、もっとよくなるためのどうすればいいかを考える必要があるのではないでしょうか?

情報交換はあくまでも公開情報をベースに行うことになりますが、各人の視点の違いにより、それぞれの情報をいろいろな面から見ることができます。

ひとりではできないこと、気がつかないことでも、集団ではできるかもしれないし、気づくこともありえるのです。

それができる時代になり、それができる道具(ブログ、メール、グループ)を手に入れられる時代になったのです。これらの道具を使わない手は無いと思います。

ここまで読んでいただいた、「あなた」、次の一歩を歩んでください。
ぜひ、「SystemVerilog Methodology Group」に登録し、大いに議論しましょう!

そうすることで、個人だけでなく、チームや組織にも良い影響が出てきて、近い将来、今とは違う世界が見えるかもしれません。

そうなるには、あ、な、た、しだいです。
 

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