S2Cが業界最小、Intel Arria10 FPGAベースのプロトタイピングシステムを発表
2017年4月25日、FPGAベースのプロトタイピング・システムを手掛けるS2Cは、新製品「Arria 10 Single Prodigy FPGA Prototyping Logic Module」の出荷を発表した。
S2Cの新製品「Arria 10 Single Prodigy FPGA Prototyping Logic Module」は、その名の通りIntel製の20nm FPGA「Arria 10」を搭載するプロトタイピング・ボードで、同ボードとパワー・コントロール・システム、電源ユニットを収納するシステム筐体は奥行き220mm,幅275mm,高さ94mm,とS2C曰く業界最小サイズ。
主な仕様は以下の通りとなっている。
・LE数:1150K個
・メモリ:53Mbps、M20K
・DSPリソース:3036個
・16Gbpsで動作する48ギガビットのトランシーバ
・4つのProdigyコネクタを介した576個の高速I/O
※画像は全てS2C提供のデータ
S2Cによると、「Arria 10 Single Prodigy FPGA Prototyping Logic Module」は、複数ボードを接続して更なる大容量を実現できるほか、同社既存の80種以上のドータカードを利用する事が可能。デザインのFPGA実装においては、OpenCLベースのIntelのSDKと互換性を持つ。
また、「Arria 10 Single Prodigy FPGA Prototyping Logic Module」は、S2C既存の各種プロトタイピング向けオプション機能にも対応可能。製品は既に出荷が開始されている。