RambusがCMOx技術の不揮発性メモリー・ベンチャーUnity Semiconductorを3500万ドルで買収
2012年2月6日、高速メモリ・アーキテクチャのライセンス企業Rambusは、不揮発性メモリーを手掛ける米ベンチャー企業Unity Semiconductorの買収を発表した。
発表によるとRambusは現金3500万ドルでUnity Semiconductorを買収。Unity SemiconductorのメンバーはRambusに移ることになった。Unity Semiconductorは、「CMOx」と呼ばれる導電性金属酸化物(Conductive Metal Oxide)を用いた技術により、トランジスタを使用しない不揮発性メモリを開発するベンチャー企業で設立は2002年。2009年の時点で同社は借入金1000万ドルを含めた7500万ドルの資金を調達していたが、製品化がうまく行かず財政難に陥りメモリ大手のMicron Technologyからの投資で救われたとされている。
Unity Semiconductorの「CMOx」技術を用いた不揮発性メモリは、NANDフラッシュ・メモリよりも高密度(約4倍)、高速(書き込み速度が5-10倍)で信頼性も高く、製造コストは低いとされ、NANDフラッシュを置き換える次世代のテラビット世代の不揮発性メモリとしてアピールされていた。