ARMがフィジカル最適化ツールの米Prolificを買収
2011年11月1日、ARMはフィジカル最適化ツールを手掛けるEDAベンダ米Prolific社の買収を発表した。
ARMは今回のProlific買収に関する取引条件などの詳細は明らかにしていないが、既に買収手続きは完了済。カリフォルニア州ニューアークに本拠を構えていたProlificは、サンノゼにあるARMのフィジカルIPチームに加わる。
Prolificは、配置配線後のデザイン最適化ツール「ProPower」、「ProTiming」やライブラリ作成向けのDFMツール「ProDFMOptimizer」、スタンダード・セルの自動レイアウトツール「ProGenesis」などを提供していたEDAベンダで、複数年に渡りARMと協業を続けていた。今年6月に開催された48回DACでは、22nm以降のプロセス技術に向けて刷新した「ProGenesis」を大きくアピールしていた。
ARMは買収によって獲得したProlificの技術を自社のフィジカルIP開発に活かしていくという。