2010年8月5日、マグマはTSMC 28nmテストチップにおける自社ツールの適用事例を発表。その後、8月9日にメンター、シノプシスも同じくTSMC 28nmテストチップに自社ツールが利用された事を相次いで発表した。
各社の発表によると、TSMCは28nmプロセスのテストチップ(product qualification vehicle)のインプリメントにシノプシスの「Galaxy Implementation Platform」を使用。具体的には、論理合成ツール「Design Compiler Ultra」、配置配線ツール「IC Compiler」、タイミング解析ツール「PrimeTime」、RC抽出ツール「StarRC Ultra」を利用した。
フィジカル検証には、メンターの「Calibre nmDRC」、「Calibre nmLVS」、マグマの「Quartz DRC」を、シリコンテストにはメンターのテスト・スイート「Tessent」を利用したという。
尚、今回テープアウトされたテストチップは2億ゲート以上、複数の電圧ブロックのインプリメントにはIEEE 1801-2009(UPF)ベースのローパワー手法が用いられた。
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